IP-VLBI (K5/VSSP) 観測ソフトウェア群

最近の更新履歴

  • 2021-11-04
    アーカイブ(2021-11-04)公開
  • 2021-08-25
    setdcoffsetの改修。VSSP64でDCオフセットがセットされない不具合を改修した。
  • 2021-08-12
    VSSP64用ドライバー(VSSP64-2021-08TK.tar.gz):Ubuntu20.04, Debian10.8対応版)の公開開始
  • 2021-07-04
    VSSPドライバーUbuntu20.04, Debian10.8対応版の公開開始
  • 2021-02-10
    新アーカイブ公開(gcc9.3.0対応)

ソフトウェア一覧

K5観測ソフトウェア群(Version 2017-10-09以降)

サンプラー依存ソフト(K5/VSSP, K5/VSSP32用, K5/VSSP64用に別々にコンパイルする必要有り)
signalcheck ボードに10MHzおよび1PPSが供給されているかどうかのチェックプログラム
timesettk ボードの時刻のセット(ログ機能を追加)
timeadjust K5/VSSP(K5/VSSP32)の時刻を秒単位(進み遅れ)でセットする(ログ出力あり)
timedisp ボードの時刻表示
timesync ボードの1PPS同期および時刻表示(ログ機能を追加)
sampling 手動によるデータ収集
sampling2 手動によるデータ収集(高機能版:1秒ファイル生成モードではシンクパターンのチェックあり)
autoobs 自動データ収集。ログ出力機能と複数ハードディスクサポート。 「NOZOMI」観測モードサポート。サブネット観測対応。
monit K5/VSSP(IP-VLBI)ボードおよびK5/VSSP32の入力信号レベルのモニター。時刻表示有り
monit2 主にK5/VSSP32のエラー回数モニター
setdcoffset K5/VSSP32ボードのDCオフセットのセット(ログ出力あり)
pctimeset PCの時刻をK5/VSSP(K5/VSSP32)ボードの時刻に合わせる(ログ出力あり)
timesetpc K5/VSSP(K5/VSSP32)の時刻をPCの時刻に合わせる(ボードテスト用、ログ出力あり)
timecheck K5/VSSP32の時刻表示の誤動作チェック(ログ出力あり)

サンプラー不要のソフト
datachk データチェック (ヘッダー部を頼りにヘッダー間のデータビット数をカウント)。オプションでサンプリング統計表示機能
oscillo サンプリングデータの時系列ダイナミック表示 (PGPLOTでコンパイル時のみ有効)
speana オフラインスペクトル表示(speana2の機能実装済み)
speana_n オフラインスペクトルのダイナミック表示 (PGPLOTでコンパイル時のみ有効)
speana2 オフラインスペクトル表示(高機能版)
skdchk スケジュールファイルのチェック
extdata サンプリングデータファイルから特定のchのデータを抽出しテキストファイルに書き出す
four2one 4chモードで収集したデータから任意のチャンネルのデータを切り出し、1chモードのデータに変換する
datacut サンプリングデータファイルからある時間範囲のデータを抜き出す
datatime_edit サンプリングデータファイルの時刻を修正(変更)する
adbitconv サンプリングデータファイルのADビット数を任意のADビット数(ただし、1,2,4,8)に変換する
one2four 4台のIP−VLBIボードから1chモードで取得したデータファイル4つを結合し、 4chモードのデータファイルを作成する
data_half サンプリングデータを間引きすることにより見かけのサンプリング周波数を半分にする
data_double サンプリングデータを繰り返すことにより見かけのサンプリング周波数を倍にする
k5v32tok5 K5/VSSP32フォーマットデータをK5/VSSPフォーマットに変換する
k5tok5v32 K5/VSSPフォーマットデータをK5/VSSP32フォーマットに変換する
data_recov K5/VSSPおよびK5/VSSP32データヘッダー部の修復を行う
vssplogana sampling(autoobsも可)のログファイルおよびdatachkのサマリー出力ファイルを解析し、 発生エラー状況の統計結果を表示する
aux_recov K5/VSSP32データでデータチェック時にAUX MISALIGN (misaligned AUX field)と表示されるデータの修復を行う
pcalcheck K5/VSSPおよびVSSP32データファイル中のPCAL位相と強度をグラフ表示する
pulsar パルサープロファイル(パルサー周期に同期したアンサンブル平均)を表示する (VSSPフォーマット専用)

ボードテスト用シェルスクリプト(観測ソフト群のアーカイブに含まれています)
vssp32test.sh K5/VSSP32ユニットのサンプリング周波数を変えての自動テスト
vssp32test2.sh K5/VSSP32ユニットのサンプリングパラメータを固定して、繰り返しの耐久テスト
vssp32test3.sh K5/VSSP32ユニットのサンプリング周波数を変えての自動テスト。下限周波数の設定可

K5/VSSP<==>Mark5フォーマット変換ソフト群
k5tom5 K5からMark5への変換(K5/VSSP32フォーマットもサポート)
k5tom5b K5からMark5Bへの変換(K5/VSSP32フォーマットもサポート)
m5check Mark5のファイル形式チェック(8|16|32|64トラックモードの自動判定) およびシンクブロックチェックなしでのヘッダー部表示
m5time Mark5データの時刻表示
m5btime Mark5Bデータの時刻表示
m5tok5 Mark5からK5への変換(Mark5全モード対応高速版:K5/VSSP32への変換は未対応)
m5btok5 Mark5BからK5への変換
m5vex_ana VEXファイルの解析を行う
m5b_recov k5tom5bのVer.2016-07-20以前で変換したMark5Bファイルの不具合 (0hUTCをまたぐスキャンで発生)の修正を行なう

ADS3000+(DBBCモード) <-> K5/VSSPフォーマット変換ソフト群
ads2k5 ADS3000+のDBBCモードデータからVSSP32またはVSSPフォーマットへの変換

VDIFフォーマット <-> K5フォーマット変換ソフト群(含むVDIF->Mark5B、VDIF->VDIF)
vdif2k5 VDIFからK5/VSSP32フォーマットへの変換を行う
vdifcheck VDIFのファイル形式をチェックする
speana_vdif VDIFデータのスペクトル表示
k5tovdif K5からVDIFへのフォーマット変換を行う
vdiftom5b VDIFからMark5Bへの変換
vdifsch2m 単CH/スレッドのマルチスレッドVDIFをマルチチャンネル/スレッドVDIFに変換
vdifmch2s マルチチャンネル/スレッドVDIFを単CH/スレッドのマルチスレッドVDIFに変換
vdif2vdif vdifsch2m, vdifmch2sの機能を有する

サンプラーボードおよびユニットの問題点と対処法

K5/VSSPに生じている問題点と対処法(2007/03/29版)

K5/VSSP32に残っている問題点と対処法(2008/1/24版)

IP-VLBI (K5/VSSP) 観測ソフトウェア群のインストール

K5ソフトウェアインストール環境のセットアップ(Ubuntu, Debian向け)

UbuntuおよびDebianでは以下のパッケージをインストールするとコンパイルの環境が整います。

     sudo apt install build-essential  --  gcc, make などがインストールされる
     sudo apt install libfftw3-dev     --  FFTW3パッケージのインストール
     sudo apt install pgplot5          --  PGPLOTのインストール
     sudo apt install libx11-dev       --  PGPLOTで必要なパッケージ
     sudo apt install gfortran         --  f77のサポート

K5観測ソフトウェア群のインストール法

すでにサンプラーのドライバーは別途インストールされているものと します
1. 適当なディレクトリにipvlbi_obs20211104.tar.gz (IP-VLBI(K5/VSSP)ユーティリティVer.2021-11-04) を置く
2. tar xvzf ipvlbi_obsXXXXXXXX.tar.gz
で解凍する
3. cd ipvlbiXXXXXXXX
で作業ディレクトリを移動する。
4. 【注:Ver.2016-10-04以降インストール法が大幅変更になりました】
Ver.2016-08-08およびそれ以前のアーカイブのインストール法は install_obs.20161003.htmlを参照してください。

K5/VSSP32をインストールする場合は、

  make 
を実行する。

K5/VSSP64をインストールする場合は、

  make S=VSSP64
を実行する。

グラフィック表示はデフォルトではPGPLOTですが、GNUPLOTを使用したい場合は

  make G=GNUPLOT 
を実行する。
(追記 2018/09/27:最近のバージョンはGNUPLOTを使ったグラフィック表示のチェックを行なっていません。 グラフィック表示が不具合を起こす場合はPGPLOTを使うようにしてください。)

サンプラーを使用しないユーティリティのみインストールしたい場合は

  make S=NONE 
を実行する。

コンパイルしなおす場合は

  make clean
を実行後、makeし直す。

5. 【環境の設定を行う】

インストールしたソフト群のディレクトリが例えば$HOME/K5/ipvlbiXXXXXXXXである場合
シンボリックリンクで

  ln -s $HOME/K5/ipvlbiXXXXXXXX $HOME/ipvlbi

すでにリンクがある場合新しく貼り直す場合は"f"オプションをつけて、

  ln -sf $HOME/K5/ipvlbiXXXXXXXX $HOME/ipvlbi

でリンクを作成し、.bashrcなどのリソースファイル中で

  export PATH=$PATH:$HOME/ipvlbi/bin     (.bashrcの場合)
  
  setenv PATH $PATH:$HOME/ipvlbi/bin     (.cshrcの場合)

を記述しておけば、K5ソフト群のバージョンアップを行った際もシンボリックリンクを張り直すだけで良くなる。

Ver.2010-02-08以降のアーカイブではmanページファイルも含まれているので、.bashrcなどに

  export MANPATH=$HOME/ipvlbi/man:$MANPATH     (.bashrcの場合)
  
  setenv MANPATH $HOME/ipvlbi/man:$MANPATH     (.cshrcの場合)

を記述しておけば、manコマンド(例えば"man autoobs"等)でK5ソフト群の使用方法を得ることができる。
(追記2018/07/11: 最近のlinuxのディストリビューションではMANPATHに 追加の記述をしなくても.basrcなどでPATHの追加を行なっておけば K5ソフトのmanページへのパスが自動的に追加される。実際のMANPATHはmanpathコマンドで確認できる。)
なお、"man k5util"を実行することにより、K5ソフト群全体の説明を得ることができる。

ユーティリティの詳細は 取り説をご覧下さい。

PGPLOTのインストールをするにはここをご覧下さい。
GNUPLOTは大抵の場合予めインストールされていると思いますが、インストールされていない 場合は適宜インストールを行い(GNUPLOTのインストール法はここでは触れません)、 gnuplotコマンドにパスを通して下さい。
(追記 2018/98-27:最近のバージョンはGNUPLOTを使ったグラフィック表示のチェックを行なっていません。 グラフィック表示が不具合を起こす場合はPGPLOTを使うようにしてください。)

K5/VSSP <--> Mark5フォーマット変換ソフト群およびADS300+(DBBCモード) <-> K5/VSSP変換ソフトのインストール法

1. 適当なディレクトリにipvlbi_m5k20211104.tar.gz (K5・Mark5・ADS3000+ フォーマット変換ユーティリティVer.2021-11-04) を置く
2. tar xvzf ipvlbi_m5kXXXXXXXX.tar.gz
で解凍する
3. cd ipvlbiXXXXXXXX
で作業ディレクトリを移動し、

  make T=M5K 
を実行する。

VDIF <--> K5/VSSPフォーマット変換ソフト群およびVDIF->Mark5B変換ソフトのインストール法

1. 適当なディレクトリにipvlbi_vdif20211104.tar.gz (K5・VDIF フォーマット変換ユーティリティVer.2021-11-04) を置く
2. tar xvzf ipvlbi_vdifXXXXXXXX.tar.gz
で解凍する
3. cd ipvlbiXXXXXXXX
で作業ディレクトリを移動し、

  make T=VDIF 
を実行する。

K5/VSSP(旧IP-VLBIボード)とK5/VSSP32の同時インストール

K5/VSSP32をインストールしているPCにK5/VSSPの観測ソフトをインストールすることが出来ます。以下に手順を載せます。 (注:Ver. 2007-10-30以前と手順が若干異なっています)

K5/VSSPを常用とする場合

1. 両方のドライバ(K5/VSSP用はlinux2.6用ドライバを使用する)をインストールする
2. cd ipvlbiXXXXXXXX/src で作業ディレクトリを移動
3. make S=VSSP32 で観測ソフト群をK5/VSSP32用にコンパイルする
4. make install S=VSSP32 を実行する
5. 4.の作業の結果として ipvlbiXXXXXXXX/bin32 以下にK5/VSSP32用の観測ソフト(実行プログラム)群が収納される
6. ipvlbiXXXXXXXX/src ディレクトリで今度は make clean
7. 更に make S=VSSP を実行する。この作業により観測ソフト群がK5/VSSP(旧IP-VLBIボード)用にコンパイルされる
8. make install S=VSSP を実行する
9. 8.の作業で ipvlbiXXXXXXXX/bin 以下にK5/VSSP用の観測ソフト(実行プログラム)群と両方(VSSPおよびVSSP32)に共通に 使用できるプログラム群が収納される。またipvlbiXXXXXXXX/bin_vssp以下にもK5/VSSP用の実行プログラムが収納される

K5/VSSP32を常用とする場合

上記の手順で先にK5/VSSP用ソフト群をインストールし、後でK5/VSSP32用ソフト群をインストールする。具体的な手順は以下の通り
1. 両方のドライバ(K5/VSSP用はlinux2.6用ドライバを使用する)をインストールする
2. cd ipvlbiXXXXXXXX/src で作業ディレクトリを移動
3. make S=VSSP で観測ソフト群をK5/VSSP用にコンパイルする
4. make install S=VSSP を実行する
5. 4.の作業の結果として ipvlbiXXXXXXXX/bin_vssp 以下にK5/VSSP用の観測ソフト(実行プログラム)群が収納される
6. ipvlbiXXXXXXXX/src ディレクトリで今度は make clean を実行する
7. 更にmake S=VSSP32 で観測ソフト群をK5/VSSP32用にコンパイルする
8. make install S=VSSP32 を実行する
9. 9.の作業で ipvlbiXXXXXXXX/bin 以下にK5/VSSP32用の観測ソフト(実行プログラム)群と両方(VSSPおよびVSSP32)に共通に 使用できるプログラム群が収納される。またipvlbiXXXXXXXX/bin32以下にもK5/VSSP32用の実行プログラムが収納される。

上記の手順でipvlbiXXXXXXXX/bin 以下には最後にコンパイルした観測ソフト(実行プログラム)群と両方(VSSPおよびVSSP32)に共通に 使用できるプログラム群が収納され、ipvlbiXXXXXXXX/bin_vssp 以下にK5/VSSP用の観測ソフト(実行プログラム)群、 ipvlbiXXXXXXXX/bin32 以下にK5/VSSP32用の観測ソフト(実行プログラム)群が収納される。 従って、例えばsignalcheckをK5/VSSP32ユニットに対して実行するときは

   ipvlbiXXXXXXXX/bin32/signalcheck
K5/VSSPボードに対して実行するときは
   ipvlbiXXXXXXXX/bin_vssp/signalcheck
のようにする。
なお、ipvlbiXXXXXXXX/bin以下には最後にコンパイルしたサンプラに対する実行プログラムが収納される。

ダウンロード

最新および古いバージョンのIP-VLBIボードドライバーのダウンロード

VSSP32およびVSSP64ドライバのインストール法(UbuntuおよびDebian)

備考.再起動後にドライバーがロードされないとき(VSSP32またはVSSP64へのアクセスがエラーとなるとき)はUbuntu, Debianの場合は /etc/rc.local (Fedora, CentOSの場合は/etc/rc.d/rc.local)に以下の記述を追加する。 ない場合は作成してパーミッションを755に設定しておく (sudo chmod 755 ファイル名)。

      #!/bin/sh -e
      KERNVER=`uname -r`
      /sbin/insmod /lib/modules/$KERNVER/kernel/drivers/usb/misc/utds.ko
      
    VSSP64のドライバーインストールした場合はさらに以下を追加
      /sbin/insmod /lib/modules/$KERNVER/kernel/drivers/usb/misc/u3tds.ko
ドライバーのパーミッションが666にならない場合は/etc/udev/rules.dの下に 例えば 70-persistent-utds.rules という名のファイルを作ってそこに以下を記述すると良い。
     KERNEL=="utds[0-9]", MODE="0666"
     
    VSSP64のドライバーインストールした場合はさらに以下を追加
     KERNEL=="u3tds[0-9]", MODE="0666"
最後に再起動を行なう。

メモ.ドライバー(VSSP32_2021-07TK.tar.gz, VSSP64_2021-08TK.tar.gz)にはどのような改修が施されたか。(2021-08-25)

  driver/utds.c または driver/u3tds.cの改修点
    最近のカーネルではメモリのユーザー領域とカーネル領域との間で直接アクセスするとエラーが発生するため、
    copy_to_user関数およびcopy_from_user関数を使用するように該当箇所を修正

最新および古いバージョンの観測ソフトダウンロード

  • 最新バージョン (インストール方式がVer.20161004以前と大幅に変更になっているので注意)
  • 古いバージョン

    更新履歴


    更新日 2021年11月4日