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FreeBSD/linuxおよびWindowsへのFFTW(Ver3.X.X)インストールメモ
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1./usr/local/src に fftw-3.X.X.tar.gz をコピー
最新のバージョンの入手先はhttp://www.fftw.org/download.html
2008/7/2現在の安定版の最新版は3.1.2です。
http://www.fftw.org/fftw-3.1.2.tar.gz
2.解凍する
cd /usr/local/src
tar xvzf fftw-3.X.X.tar.gz
解凍後、/usr/local/src/fftw-3.X.X および サブディレクトリが出来る
3.makefileの作成
cd /usr/local/src/fftw-3.X.X
./configure
4.make の実行
make
正常に実行されれば
/usr/local/src/fftw-3.X.X/.libs
というディレクトリができる
5.ライブラリおよびCインクルードファイルを標準ディレクトリへ
セットアップ
make install を実行
これにより、
/usr/local/lib 以下に
libfftw3.aおよびlibfftw3.la
/usr/local/include 以下に
fftw3.hおよびfftw3.h
が作成される
6.Cプログラムのコンパイル方法
リンク時に -lfftw3 -lm
を指定する。
また、 -I/usr/local/include
-L/usr/local/lib
でインクルードファイルとライブラリのサーチするディレクトリを
指定する
詳細は http://www.fftw.org/ を参照のこと
1.適当なフォルダに fftw3-3.1.2-dll.zip をコピー
入手先は ftp://ftp.fftw.org/pub/fftw/fftw-3.1.2-dll.zip
2.解凍する
解凍後、fftw3-3.1.2-dll フォルダができるので使い勝手を
よくする為にフォルダ名をfftw3に変更する。
(ここではD:\の下にフォルダが作成されているものとする)
3.VC++で使うための.libファイルの作成
DOSコマンドプロンプトを起動し、まず VC++のbinフォルダ
(Ver 6.0の場合の例 C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\VC98\Bin)
のvcvars32.batを実行してVC++をコマンドラインで実行する場合の
環境をセットする。
次にD:\fftw3に移動する。
そこで、下記コマンドを実行し、.libファイルを作成する。
lib /machine:i386 /def:libfftw3-3.def
lib /machine:i386 /def:libfftw3f-3.def
lib /machine:i386 /def:libfftw3l-3.def
このコマンドで
libfftw3-3.lib (単精度用)
libfftw3f-3.lib (倍精度用)
libfftw3l-3.lib (ロング精度用)
が作成される。
ここでlib.exeはVC++のコマンドで、先ほどのvcvars32.batを
あらかじめ実行しておかないとエラーが出る。
なお、VC++ 2008 Express Edition (フリー)では、
ツールの「Visual Studio 2008 Command Prompt」を動かすと
動作環境の整ったコマンドプロンプトが起動するので、上記の
vcvars32.batを実行する必要はない。
4.VC++でのコンパイル法
D:\fftw3 をライブラリのサーチパスに指定
D:\fftw3 をインクルードのサーチパスに指定
Cソースプログラムで fftw3.h をインクルード
#include
インクルードファイルをソースプログラムと同じフォルダにコピーした場合は
#include "fftw3.h"
ライブラリに 適切なライブラリ(libfftw3-3.lib,
libfftw3f-3.lib, libfftw3l-3.lib)を追加
4.プログラムの実行
実行に先立って実行するフォルダに適切な.dllファイル
(libfftw3-3.dll, libfftw3f-3.dll, libfftw3l-3.dll)
をコピーしておく。
(VC++のテストではソースプログラムのあるフォルダに)
更新日 2008年7月2日